再織(シェニール織)の創案
高野口出身の前田安助氏が、スコットランド発祥のシェニール織を元に、日本独自の
「再織」を創案。一から織機を考案し、表裏同柄の美しい織物として確立する。
1877年頃
高野口出身の前田安助氏が、スコットランド発祥のシェニール織を元に、日本独自の
「再織」を創案。一から織機を考案し、表裏同柄の美しい織物として確立する。
1900年代
再織はテーブルクロスやカーテンとして欧米へ輸出され好評を博す。高野口は織物の
産地として全国的に知られるようになり、産業が急速に発展する。
1912年頃
再織の技術をベースにさらなる研究が進み、「パイル織物」が生まれる。高野口は日本を
代表する特殊織物の産地として礎を築く。
1929年
再織の品質と美しさが広く認められ、天皇へテーブルクロスの献上が許可される。
日本の高級織物としての地位を確立し、全国的な知名度がさらに高まる。
1931年
和歌山県橋本市高野口町名倉にて杉村織物工場を創業。再織(シェニール織)の製造を
開始し、伝統技術の継承と発展に尽力する。
1955年頃
製造方法が複雑で手間がかかるため機械化が難しく、再織は一度その生産が途絶えて
しまう。伝統の技術を守ろうという機運が産地全体で高まり始める。
1983年
通産省・和歌山県工業技術センターの協力を得て、伝統技術と先端技術を融合させた
再織の開発プロジェクトがスタート。産官一体となった復活への取り組みが始まる。
1991年
長年の研究が実を結び、再織がついに現代に蘇る。近代化された設備でも1日数メートル
しか織れない希少な織物として、品質と伝統を守りながら安定供給が可能となる。
2016年
自社ブランド「Fabrico」を設立。これまで蓄積してきた織物の技術とデザイン力を結集し、
製品の企画から発信までを一貫して手がける体制を整え、ブランドとしての新たな歩みを始める。
2020年
再織の技術からうまれたオリジナル再織(シェニール織)ブランドとして、日本ならではのパワフルモチーフを大胆に織り上げ発信を始める。
2026年
デジタル化を推進し、全国・海外からの幅広い受注に対応。「伝統の再織技術でサステナ
ブルな未来を創造する」をテーマに、新たな挑戦を続けている。